「砂の上刻むステップ、ほんの一人遊び」
ぽっちゃり顔もさることながら、当時のアイドルとしては、抜群の歌唱力を持っていたことも彼女の大きな魅力であった。
が結果は鳴かず飛ばず!同時期にデビューした小泉今日子や早見憂や堀ちえみなどが大きな成功を収めていく中で、中森明菜は大きく遅れるを取ることとなる。
皮肉なことに「変な歌だな、こりゃダメだ!」と思った次のシングル「少女A」がヒット。
でも、やはり、この「スローモーション」こそ、彼女のイメージに合うと今でも思うものなのです。
「ちょっとエッチな、ミルキーっ娘」
おいおいって感じだよなあ
爽やかで軽やかなメロディーを刻む来生姉妹の作品を、澄んだ声で歌い上げる美少女。
恥ずかしながら、自分が初めて好きになったアイドル歌手が中森明菜だった。
(今では同情も感じないくらい落ちぶれてしまったが)
自分のお小遣いで初めて買ったのがこの「スローモーション」。
既に、その人気が凋落傾向にあった「スター誕生」でデビューのチャンスを得た彼女は、薬子丸ひろ子への楽曲提供で大きな評価を得た来生姉妹の作品を得て、大きな成功を約束されているかのようだった。
この「スローモーション」も爽やかなイメージのメロディが彼女の歌唱力にマッチする素晴らしい作品であった。
十分に可愛いと思ったし、歌も上手だったので何故売れなかったのか!?
それは、やはり役者は多く抱えるもののアイドルを扱うことが、ほとんどなかった「研音」の戦略の失敗によるところが大きかったのか??
「つっぱり少女」路線で、売り出しを図ることに!
以降は、アイドル歌手として不動の地位を築き、松田聖子と人気を2分していくことになる。
ところで、デビュー当時のキャッチフレーズ!