なごり雪
Artist :イルカ    Year : 1975


改めて言うまでもなく、大ヒットを記録した名曲。
作ったのも、これまた有名な伊勢正三(字合ってるかな??)。

なごり雪が降る中、東京を旅立つ「君」を送り出す。そんな情緒溢れる詞で、その情景が自然と目に浮かぶ。
自分の場合、その時代のせいか?その別れの舞台として京王井の頭線を思い浮かべてしまうのですが。。

実際には、伊勢正三氏が故郷を旅立つ時に、この詞のイメージが出来たということをテレビで語っているのを見たことがある。
かぐや姫で南こうせつらと共に活躍した彼は「22才の別れ」など多くの名曲を手がけたわけであるが、この曲はその中でも特に秀逸な作品であると言える。

ところで。。この作品に限らず。。別れの舞台として「汽車」は出てくるものの、「電車」というものは、あまりない。
「喝采」にしても動き始めた汽車に飛び乗った。。とあるし。
「京王井の頭線」では電車なんですよね。。
「電車」では詞としては語呂が悪く、メロディにはまらないことが多いのでしょう。情緒も感じさせないし。
「夜行列車」もよく出てくるが、「汽車」共々今の時代の交通手段としては、主流ではないので鉄道機関が別れの舞台として歌詞に登場する作品は最近では少なくなっているのも事実。

自分が抱いた詞のイメージとしては東京を旅立つ「君」を送り出すのは、その父親であると思ったのですが。皆さんは、どのようなイメージを抱いたでしょうか?

(Words written by ongakuyarou)
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