座禅エクスタシー@飯塚嘉穂劇場


日頃の行いの悪さが現れてしまったのか?(その通りだ!)
初めての正しい街上陸を前に、台風の情報が!!不安に胸を駆られながらも、うだるような暑さの中正しい街への上陸を果たす!

格安パックツアーでの旅のため、朝10時半という早い時間に正しい街への上陸を果たすが気温は既に35度!
地下鉄とJRを乗り継いで最初に訪れた地は「二日市温泉」。
じっとしていても汗が吹き出るうだるような暑さの中、目的の「御前湯」に到着。天然温泉にも関わらず200円という格安の値段。
やはり温泉は最高!単純温泉ですが風情のある佇まいの御前湯を堪能!正しい街へと舞い戻るのでありました(ここで既にビール一杯!おいおい酔っぱらい!いい加減にせい!)。

運命の嘉穂劇場へは、彷徨う夢の天神にあるバスセンターから出る高速バスで直行!
迷ディレの方々と共に、山を越え、谷を越え、また山を越え!約50分後に飯塚へ到着!
飯塚は盆地にある、鄙びた小さな街という雰囲気でありました。多分に親切な!地図を頼りに約10分で嘉穂劇場前に到着。いやあamon君とショウイチ君のナビがなければ辿り着くことは不可能であったでしょう!

辿り着いた嘉穂劇場は、古き良き伝統を思わせる木造の建物!着物姿に、肩口がはだけた林檎ちゃん!の絵の看板が掲げられており、なんとも風情豊かな雰囲気!
沢山の人が並んでいたので何気なく後ろにつくと、それは偶然にもグッズ販売の列!しかしながら、到着が遅かった為購入できたのはステッカーとTシャツのみ!
ビデオやCDも販売されており、購入した方にはRATを渡しているようでした(ロッキン オン ジャパンやswitchなども売られていたらしいが既に売り切れ)。

friday&focusに御起立の模様が盗み撮りされてしまった為、これでもかと言う厳重なチェック体制が取られ、入場は大幅に遅れるのでありました。
自分が何とか入場出来たのは、既に開演予定時間をとっくに過ぎた18時10分過ぎ(長時間に渡って長蛇の列で待たされた!!もう暑いの!)。
そこで、下剋上@仙台にて御一緒させて頂いた、ぐっちんさんとの再会を果たし、しばしの歓談と涼み!を行ったのでありました。
ぐっちんさんは、浴衣姿!!美しいのでありました。。涼んでいた場所は休憩室のようなところで、そこにはなんと東芝EMIの社長も来られたそうであります。
そして、ぐっちんさんと御起立@広島で知り合いになったという陀羅之介伝衛門さんとも御挨拶!6時35分頃になっていざ、会場へ!

劇場内は枡席となっており、座布団を抱えて、指定の席へ到着。
舞台は既に緞帳が開かれた状態であり、演出として障子が閉じられた状態にありました。
天井は高く、10m弱程度?照明は全て座禅エクスタシーマークの提灯!劇場の周辺部のみに2階席(中2階風)がありましたが、一般には解放されておらず関係者のみで占めている様子(地元招待者もいたそうです)でした。

ついに場内放送が流れ始めたのは6時40分頃!BGMも終わり照明が暗転されたのは既に6時45分頃でありました。

オープニングのメロディは「時が暴走する」おおお!これがオープニンブかあ!と喜びに胸躍る気持ちでいたところメロディは長く続き歌い出す気配はなし!
と思っていたところ、流れるメロディは「積木遊び」
現れた林檎ちゃんは、留め袖の着物姿。ややくすんだ うぐいす色の着物で、手には扇子を!
おしとやかに現れた林檎ちゃんは、お得意の「しくじった音頭」もなく淡々としっとりと歌い始める(踊りが出たのは最後の方のみ)。
舞台は、前方中央に竹とすすき、後方は竹の生け垣といった、雰囲気で日本の夏の縁側といった趣き。
続いては「眩暈」!!おおお!生眩暈は初めての体験。。もう感激に浸りまくるのでありましたが、ここでも林檎ちゃんは、おしとやかにしっとりと歌い上げるのでありました。
そして聴いたことのあるメロディーが。。何だっけ?そうだ「少女ロボット」!ううむ、やはり林檎ちゃんが歌うと最高です。これも勿論初生少女ロボット。
で、続いては!!またしてもカップリングからの「リモートコントローラ」。これもまた生で聴くのは初めて!今までにライブでの経験のない曲ばかりで、もう感激もひとしお!やはりここでも、林檎ちゃんは、おしとやかに歌っておりました。

そして、ついに林檎ちゃんの御挨拶!が、軽い御挨拶のみで次の演奏へ!この辺は学舎と同様!演奏に集中する!であります。
続いては「茜さす帰路照らせど」何気なく!この曲も生で聴くのは初めて!着物姿に竹をあしらったセット!そして、この曲は、本当にマッチしており暫し聴き惚れたのでありました。
で、ここで一端袖に下がり御本を手に登場する林檎ちゃんが歌うのは、邦題「拝啓EMI殿」sex pistolsのカバーであります。意外な展開でありましたが、こういったところにこそ林檎ちゃんの狙いが有るはずだ!と真剣に聴く!

ここで、ついにstar playerIIを手にする林檎ちゃん!奏でるメロディは「アイデンティティ」。着物姿にギターを手にする林檎ちゃんは、何とも言えずgoodなのでした。
で、次は「病床パブリック」。下剋上でもお馴染みの曲で、やはり歌・演奏ともに安定しております。
と、下剋上っぽい雰囲気になったところで次は「unconditional love」。ううむ、この曲が来るのかあと!しっとりと、しかし情熱的に歌い上げる林檎ちゃん。勿論、この曲も生で聴くのは初めて!もう感激の極みであります。

で、ここでMC。
林檎ちゃんによれば、今回の嘉穂劇場でのライブはデビュー前から決めていたことであり、予想以上に売れてしまった為に奇異に感じられるかもしれないと。。。
そして、でもこの場の雰囲気を見て貰えれば、何故このようなライブを行ったのか分かるとも言っておられました(自分には良く分からなかった。。まだ修行が足りん)。
そして、メンバーの紹介。今回は下剋上のメンバー虐待グリコーゲンに加えて、マニピュレータの中山信彦こと「のぶ」が参加であります。

MCも終了し、次は「サカナ」!なんとも妖艶な雰囲気が醸し出されていたのでした。
そして、定番と言える「歌舞伎町の女王」。ここでも、しっとりと歌い上げる林檎ちゃん。今日の林檎ちゃんは、そのスタイル方向性がはっきりとしている!と感じたのでありました。
ついで「弁解ドビュッシー」下剋上でもお馴染みで、これまた安定したパフォーマンス
そして「浴室」と、聞き慣れたメロディーに体も馴染むのでありました。

と、またしても下剋上の雰囲気に近くなったところで、どこかで聴いたことのあるメロディー!でも何だっけ?
ああ、この曲は来生たかおの曲だあ!と分かる(しばたはつみさんがヒットさせ来生たかおもセルフカバー)「マイラグジュアリーナイト」。
体をくねらせ熱唱する林檎ちゃん!サビの「恋はゲームじゃなく、生きることね?教えて愛しい人。今確かめたい。言葉より大事なこと」が心に沁みる。。
心の中は、番か、花形か、あるいは星飛雄馬かといった感じで涙溢れ「俺は今猛烈に感動している!」状態。
そういえば、来生たかおの曲って、よく聴いていたなあと感慨に浸る。

感激の余韻に浸る間もなく、次は「シドと白昼夢」。これまた定番ですが、もう放心状態に近い。
で次が、何と!「ストイシズム」
「さんのーがーはい」の掛け声と共にスタート!まさか、この曲をライブで聴けるとは!マニピュレータ面目躍如であります。

が、なあんとここで虐待グリコーゲンと、林檎ちゃんが退場!
瞬く間に、ライブは終了。1時間ちょっとで終わってしまいました。
ここで、当然「アンコール」の要請ですが、今日の客はなんとも間が悪い!
林檎ちゃんコールだったり手拍子だったり「もう一発コール」だったりと次々と手を変え品を変えだが、その切り替わりが異様に間抜けた感じになってしまっている。
なんとか、手拍子がまとまって林檎ちゃん登場!

「アンコールどうも有り難う!」のセリフ、そして御ピアノの前に座り「ピアノを演奏しながらなので座ったままで失礼します」とご丁寧な挨拶。

アンコールに選んだ曲は、なんと「日本に生まれて」。そう!またしてもともさかりえちゃんの曲をセルフカバー。
しっとりと、しかし情熱的に歌い上げる林檎ちゃん!本当に感情に溢れた最高の楽曲。この曲が、こんなにも素晴らしいものであることに初めて気づきました。
そして曲の途中で後方の竹の生け垣が左右に開かれ!登場したのは、林檎ちゃんの人形が十字架に張り付けられた姿!衣装は下剋上のもの。
この時、アンコールは、この1曲のみであること悟ったのでした。
そして、演奏の終わりと共にピアノへと崩れ落ちる林檎ちゃん。「ガーン」というピアノの音で終わる。。。。
筈だったが。。同時に後方から「林檎ちゃん最高!」のダミ声!ああああああああああ演出台無し!!!最悪の終わり方になってしまった
ちょっとは、場の雰囲気を読め!


セットリスト


番外編

感動の下剋上ライブを終えた自分は、初めてのMLオフ会へ参加。
帰りのバスで迷ディレメンバーのこばぴいと歓談しつつ、あっという間に中州へ到着。
途中、別ルートになってしまった、ぐっちんさんもオフ会へ飛び入り参加することになり、その旨をお伝えして、いざ!オフ会に突入!
座禅同様45分遅れでオフ会はスタートしたのでした。
そして、遅ればせながら、ぐっちんさんも登場!やはり浴衣姿は、美しくなんとも艶っぽいのでありました。
そして、感動したのが「博多の赤林檎」さんのお仕事!MDやカセットのオリジナルジャケットを作っておられたのですが、とても綺麗で丁寧な出来!
はっきり言って、台湾や香港の物より遥かに出来が良い!なんとカセットを頂くことが出来た自分!もう家宝にするしかない!という感じです。
奇策。。もとい気さくな雰囲気の方で会話も大いに弾んだのでありました。
途中、神奈川県人会の方々とも御挨拶!地元でのオフ会参加の約束も果たしたのでありました。

楽しいオフ会も終え翌日を迎える。よおく考えてみたら前日は丸一日食事を取っていない!!
さすがに腹が減り朝からご飯2杯を食べ、いざ「室見川」「百道浜」を目指す。
台風の影響は思ったより少ないものの、生憎の雨模様、しかも暑い。
定番の「福岡タワー」から「百道浜」「室見川」を眺めて、実際に「百道浜」へ!
「百道浜」は人工の砂浜で、こちらで言えば「葛西臨海公園」の雰囲気か?
とても綺麗な浜なのですが遊泳禁止の上、雨ということもあり、夏休みにも関わらず人はとても少なく寂しい感じでした。

そして、いざ「室見川」へ。「室見川」は百道浜へそそぐ川であり、思った以上の広さに少し驚きました。広い川、対岸には新しくできた町並み。
台風の影響なのか、船などは全く存在せず、哀愁を感じてしまうのでありました。

感動の地を後に、次に目指したのが「西新」。
初めに目指したのが林檎ちゃんが福岡に居た頃、よく通っていたと言われるラーメン屋「しばらく」
しっかりした味が妙味で博多ラーメンとしては、やや太めの面でコシもあり、とても美味しい。
と食していたところで、なんとこばぴいとしみずさんが現れる。やはり、みんな目指す所は一緒だなあと感じたのでありました。
次に自分が目指したのは「Ja-Ja」
そう、林檎ちゃんがアマチュア時代に何度か演奏を行ったライブハウスであります。
そこは商店街のど真ん中!更に横道の路地を入ったところ。いかにも地元の商店のみが集まったようなところにポツンと存在するのでありました。
こんなところにあったのかあ!と意外に思いつつも感動に浸る!ここが林檎ちゃんの足がかりになったところなのよねえ!!

感動の正しい街ツアーは、いよいよ終わりいざ帰路へ!(残念ながら茜さす時間にはあらず)
ここでは、なんとamon君とショウイチ君に遭遇!やはり赤座布団は目立ちます!

といった慌ただしい展開の座禅の旅も終わり!
今はただ、祭りの後のような淋しさを感じるのであります。


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