19xx Once More  -  No.2

俺たちの旅
Artist : 中村雅俊        Year:1975


  最近、自分の住んでいるところのローカルTV局で、俺たちの旅をやっている。

  オープニングで、振り返ってにっこりと笑う中村雅俊。かっこいい。そして海をバックにしての「俺たちの旅」のタイトル表示。その瞬間に懐かしさがこみ上げてくる。

  オメダ、カースケ、グズロクが揃って噴水の中に入っていくシーンは当時結構話題となったけれど、その舞台となった新宿コマ劇場前の噴水は今では存在しない。
  中村雅俊が一番下になっての3人肩車(中村雅俊が、結構つらそうにしているのがなんとも微笑ましい)。当時、兄貴がこれに憧れて何度も真似しようと試みたのを思い出す。三男坊のおいらは当然一番上に乗ることになるのだが、怖いものだから断ると、怒られたものだ(結局、最後まで断ったけど)。

  ベルボトムのジーンズに、ゲタ!何をするでもなく、3人横たわりたがらタバコをふかすシーン、、、何もかもがこっこ良すぎる。
  オメダ、カースケ、グズロク3人の熱い男の友情!未だに、強い憧れを抱くものである。なんで、友達の為にこんなにも熱くなれるのであろうか。
  エンディングでじゃれ合う3人の姿の、かっこ良さには、憧れそのものである。ワカメが初登場した回で、酒場でギターを弾きながら「ふれあい」を歌う中村雅俊なんか、本当にかっこイイっす。

  この、「俺たちの旅」を作詞・作曲したのは小椋 佳。「シクラメンのかほり」などで一世を風靡した売れっ子であるが、現役の銀行マンであることも話題となった人物である。
  当時は、この歌を含めて、中村雅俊の歌は小椋作品が多かったように思うのですが、エンディングの「ただ、お前がいい」もいい曲です。

そして忘れてならない散文詩!をここでひとつ、

男とは
馬鹿な生きものである
だから美しい。

(Words written by ongakuyarou)

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