2006年4月8日のテニス

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  心配された天候も、ふたをあけてみればこんな‘お花見日和’になりました。
2006年初めてのテニス会です。
前列左はいつもelesseできめてくるハルコさん。前列中央に位置するのはその位置にふさわしい(!?)
こどもたちの世話をしてくださる春奴さま。 そして右端すこし距離を置いてへりくだっている(?)のは
アワワくん。
後列左から・・・この会の重鎮、といっても重量が(?)のft230君。 2番手は柏に比較的近くから参加の
樹木博士。
お次はもう一人のこの会の要、カレーカイチョー。 トリの右端はオスミホンブチョー殿。
またまた少しゲームを、そしてプレーをふりかえっていきましょう。

今回は、個個人のプレーを見るよりも、プレーの種類ごとにまとめて「研究」をしてみましょう。
まずは、
【フォアハンドストローク】

はい、おスミくんです。
いいんじゃないでしょうか。上体がリラックスしてまったくブレていません。
意識的に手首を固め腕とラケットを「く」の字型にして崩さずフォロースルーまでもってってます。
そして最後にラケットを立てて打球方向に手を伸ばしています。練習だから打てるとは言ってもネ。
一年前と大分違いますよ。去年の7月は下のようでした。

角丸四角形吹き出し: 去年のおスミくん

つぎは、ハルコさんです。

雲形吹き出し: デヘ

そして、うみのくんです↓

 

このフォーム、以前よりだいぶいいんですが・・・ なぜか結果は・・・右端のようでした。
つづいてフミオくんを見てみましょうか↓

そしてアオキくん↓

いかがですか。
われわれもそろそろ「加齢テニス」をすべきなのでしょうね。そう、加齢にともなって体に無理な負担の
かからないテニスを。その意味ではオスミくんのように腰をしっかり落として肩を回して、という正統的な
ストロークはもはや万人には推奨したくても出来ないのかもしれません。
そうすると、フミオくんのように腕の振りの不足をジャンプでおぎなうとか、アオキくんのようにはじめから
体重をあずけて乗っける、というのもアリといえるのでしょう、けっして美しいとは言えなくても・・・・・
美学の点からそれはできない、とこだわるので(?)うみのくんはネット、ハルコさんもネットを越えないワ、
ということが多くありませんか?上の写真でわかるのはうみのくんフォームを意識して打点をよく見つめ
ていますが、打点がウシロだから力が乗らないのですよ。左ひざの位置でとらえていればいいんですが。
ハルコさんも左足を踏み出したはいいけど重心が前に乗らないから球を手だけで打っています。だから
飛ばないんですね。練習のストロークではせめてきちんと体重移動をしませう。
これがゲームになると体重移動する余裕がないことがあります。そのときはフミオくんのようにジャンプ
を使って瞬間的に重心の位置を変えるという、テクニックがあります。 ま、彼の場合練習でも余裕がなく
なることが少なくないんですが・・・

【バックハンドストローク】
はい、まってましたという声がきこえるようです。 このストロークになるとこのかたの独壇場であります↓

どうです、まったく力が要らない、省エネ打法ですね。
ウラからも見てみましょう↓

うみのくんのサーブをバックハンドで打ち返す図ですが、構えからたった一歩で打球点に入っています。
まぁ、この場合、サーブが大甘だといえばそのとおりなんですが・・・
そして右端。 「ドコーン」とカイチョーごとブッとばすような力強いストローク。
つづいてハルコさんをみてみましょうか↓

さっきのフォアハンドに比べればなんと力強いストロークでしょうか。そう、驚きました。バックに関しては
まるで別人。両手打ちでライジングボールにジャンプして合わせてフィニッシュへ。最後から1コマ前
を見ると、あまりにも振りが速いのでラケットがボールを追い越しているようにも見えますね。
まあ、ハルヨさんの省エネに対してこちらはエネルギーをだいぶ消費するでしょうけど、若いっていう
ことでしょうか(^^);強いだけでなく安定したストロークであったことも目を見張りました。マシン特訓の成果
ですか。

雲形吹き出し: ダメダコリャおスミくんはどうでしょう↓

 

彼の場合フォアと同様、腰を十分に落として正統派です・・が・・・・結果は↑
「おスミの強点」はフォアですから、しかたありませんが(^^)なぜでしょうね?
フォロースルーは十分きれいなんですが。当たるまでに問題があると思いますヨ。

【サーブとスマッシュ】

まずはフミオくんです↑ これはセカンドかしら、ともかく非常に省エネです。ですがさすがに昔とった
杵塚で、打球のときにはしっかりと体の左側に壁をつくってインパクトの力を最大限に打球に与えようと
しています。体が覚えているんでしょうね。

アオキくんです
高い打点は相手に脅威を与え
るに十分でしょうね。
あえて省エネで。

 

ハルコさんです
ダブルフォールトをしないためには
どうしたらいいでしょう。
このつぎまでの練習課題かな。
ラケット無しでトスの練習も
効果あると思いますが。

 

特筆すべきはこの、うみのくん↑です。

この「使用前使用後」の写真を見比べれば、打球の違いも
想像できることでしょう。そう、実際に速かったです球が。
左手の引きつけ、上体全体を使っての振り、左足のキック、
打った直後は打球を見つめつつすでに前進の一歩。
ウ〜ミュ、やればできるんじゃぁないの。
それにしてもなんでこんなに変われたの?

 
以前↓と全然違います。

そして、アワワ君↑であります。ま、このサーブについては論ずることもありませんので(^^);、
スマッシュとの違いを見ていただきましょう。

これはベースライン付近で打っているのでサーブと間違えられるかもしれませんが、グランド
スマッシュです。サーブと明らかにフォームが違うでしょ!? すくなくとも本人は意識して変えて
いるんですよ。どこがって?
サーブは左足でキックして打球の瞬間に左足・右手が一直線になります。左側体に壁を作る
意識で溜めたパワーを最高到達点で打球に乗せるように打ちます。
これに対してスマッシュは、右足から左足に体重を移動しながら、振り向いて正面を向いて打つ。
そして、ひじからラケットを出していって打つ。こうすると安定するのです。
ボクの意識では「ストロークは肩でラケットを振る、サーブは手首で振る、スマッシュはひじで振る、
そしてボレーは絶対に振らない」というものですけど、・・・いかがですか。

つぎは、おスミくんのサーブとスマッシュ。

どうでしょう。力強いサーブですね。 でもスマッシュは?⇒

みんなサーブは練習するしゲーム中に何回もやるから自分の形が出来上がるのですが、スマッシュって
あんまり練習しないですよね。だからサーブのようになってしまうのです、この右の例のように。
ところがトスを自分で上げるのではないからスマッシュを安定して打つのはサーブと同じフォームでは
行かないんですよ。
スマッシュに求められる事は先ず絶対にミスしないことです。 スマッシュを打つときはチャンスボールな
わけですから、それをミスって相手にポイントを献上するのでは二重に痛い。
そしてサーブのようにピンポイントを狙うわけではなく大体のコースが定まればよいのですから、安定が
最優先で当然打ち方は変わるべきです。

つぎはハルヨさんです。

   一年前は⇒

まぁこの方はまえまえから言っておりますように、たいへん器用なひとでサーブもスマッシュで代用(?)
してしまうので、スピンサーブこそ無いんですが、安定したフラットサーブをふらっと入れてきます!?
一年前(右)と比べてパワーの違いを感じるのは気のせいでしょうか。もしかしてセカンドサーブかな?
 ともかく;;;注目すべきはこの左腕の引きつけです。うまいひとはみんなサーブで球を打つ瞬間に
ラケットを持つ手と反対側の腕(この場合左腕)をたたんで、腹のほうに引きつけるのです。それに
よって回転のモーメントを強めるわけで。ハルコさんも右腕を振り上げながら左腕を振り下げるシーソー
式ストロークをサーブに取り入れてはいかがかと。

【ボレー】

まずは模範演技でしょうね、ゲームの中で見てみましょう。

(1)   リターンダッシュするハルヨさんに
うみのくんからのボールが・・

 

(2)   ローボレーになったので、ひざを曲げ
腰を十分に落として左足の前を打点
に定めてボールを迎える

 

(3)   ボレーした直後。深いひざ、打球前と
まったく変わらないフォーム。
グリップをビシッと締めるだけで
ボールは飛んでゆきます。

(4)   姿勢は変化することなく、安定した
打球を送り出しています。
ラケットはやや下方に押し出され
気持ちとしてスライスですが、ここは
フラットなボレー。

 

すばらしいですね。お手本のようなローボレーです。まず打球の前後でまったく姿勢が変わらない
従ってラケットの面も変わらない、というのが手本のゆえんです。ラケットヘッドが下がっているのは
ローボレーなので致し方ないでしょう。それでも限界までひざを曲げ体を沈めてできるだけ打点に
目の高さを合わせようとしています。
ボレーとしてはここまでですが、ついでに続きをみておきましょう。

(5) ボールはスライスがかからずフラットに
 なり、

 

(6)しかも、うみのくんが一歩も動かずに
 打てるところに飛んでしまいました。

 

(7) うみのくん、見事なくらい一歩も動いて
 いません。究極の省エネテニス。
 そして勝負する気などさらさらなく(?)
 ロブをあげました。

 

(8) ハ、ハルコちゃんとってね・・・
 オーケーまかしといて・・・
 と言ったかどうか定かでありませんが、

 

 

(9) やっぱハルヨちゃん頼むワ
  ・・・そ、そんな・・・

 

結果としてうみのくんのロブが奏功しました。その前にローボレーをさせた、というのが彼の勝因
だったかもしれません。あるいはただ彼のストロークが弱くてネットを越して落ちただけかも・・・?
 ボレーの話題から脱線しますが、作戦を考えますと、ハルヨさん側はどうすべきだったでしょうか?
ローボレーは「つなぎ」なので決めるショットにはなりません。そこで相手にもう一回打球をさせる
ことになりますが、@スライスをかければロブが上げにくくなる。Aバックハンドを打たせるとロブ
が上げにくい(相手により。・・・彼には有効!)ウヒ・・
ボレーの話でしたね。つづき

ハイ、ハルコさんです。

打球の前後でラケットが比較的同じ面を保っているのはよいです。振り回していないからです。
ただ、写真を見て「ちょっとあぶなっかしい」と感じませんか?感じますよね。それはどうしてで
しょうか。同じことをもう一回できるかな?あるいは、同じことをあと10回できるかな?という不安です。
まず、「動きながら打たない」ことです。上の写真は打ちながら踏み出してますね。
次に、目の高さで打ちましょう。腰を落とせばそうなります。そうすると必然的に手首がラケット面
より下にきて安定しますし。
このつぎまでの練習課題その2かな?

さて、おしまいにボレーではないですが230くんのファインプレー

そしておなじようなプレーをアワワくん

この違いはなんなんだーー

7人で4時間1面は十分な量でした。 さてさてつづいて本番(アフター)へ・・・・・

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