混声合唱団   “コーロ・オルフィーネ” 本文へジャンプ
オルフィーネ『略歴』
 
 コーロ・オルフィーネは1978年に、東京農工大と女子美術大混声合唱団の常任指揮者だった益田典先生が中心となり、卒業生とともに結成しました。第20回の定期演奏会でヴェルディ作曲レクイエムを歌った仲間たちでした。当時は学生だけで100人を超える大合唱団で、このレクイエムのために卒業生も集まり、渋谷公会堂で230名がステージに上りました。この熱気がオルフィーネを作る原動力になりました。卒業しても歌い続けられる場所を持ちたい、より高い音楽を目指せる合唱をしたいという願いでした。結成当時の目標としては、アマチュア合唱団として最高のものを目指そう、日本のロジェー・ワーグナーになろう、という意気込みでした。ところが残念な事に、活動がやっと軌道にのってきた1985年1月に益田先生は癌のため亡くなってしまいました。
 その後、どうにかオルフィーネを続けようと考え、東京農工大と女子美術大混声合唱団でソリストをしていただいたことのある平野忠彦先生にお願いし、常任指揮者・音楽監督として迎えました。そして、1997年より松本 進先生を指揮者に迎え、4年間ご指導頂きました。
 2001年から再び、平野忠彦先生にご指導頂きました。
 創立当初は、東京農工大と女子美術大のOBやOGがほとんどで、40名を超える団員が在籍していました。時がたち、合唱経験者ばかりでなく音楽が好きで歌ってみたいという人が加わりました。残念なことに、仕事や家庭、育児が忙しくなり、オルフィーネを離れるメンバーも多くなりました。一時は約30名弱となり、木曜日の練習は男性3人という時期もありました。近年、男性は定年を迎える年齢になり、再度歌おうと戻ってきつつあります。ここ数年は、各パート8名前後の固定メンバーで練習することができるようになりました。
 たいへん残念なことに、2014年6月13日(金)平野忠彦先生が急性心筋梗塞のため急逝されました。そして、平野先生の門下生である久保和範先生にお願いし、オルフィーネの4人目の指揮者としてお迎えすることになりました。
 コロナ禍の現在は、戸塚駅から8分ほどのところにある「ヴィラ・ローザスタジオ」で換気に十分気をつけながら月2回3時間の練習に取り組んでいます。